詐欺師だと思っていた上司が、人生を変えた。

~疑うことから始まった関係が、人生の分岐点になった~
サトウ 2025.11.24
誰でも

※曜日感覚が狂い始めたッ!
普段は日曜日に配信ですが、うっかりしてしまい、月曜日の今日に配信いたします。

~怪しい話でも一度耳を傾けてみる~

警察学校卒業間近、担当教官から呼び出された。

「佐藤、これからお前が配属される交番の上司、もし怪しい話がきたら、すぐに俺に連絡しろよ。」

・・・!!????💦

僕「かしこまりました。」

後ほど、僕が配属される交番の部長を知っている同期に話を聞いたところ、どうやら奥さんと一緒にマルチをしている方らしい、とのこと。

当時の僕は、マルチ=詐欺という認識しかなく、

これは大変だ…
気を付けないと…
そう思い、もし投資や変なお誘いがあったらすぐに教官に報告しよう、と決意していました。

そして警察学校を卒業し、勤務することになる交番へ挨拶に行きました。
翌日からそこで働くことになり、僕は正直ちょっと緊張しながら出勤しました。

そんなある日。

「佐藤、株とかやってないのか?」

うわ、きたきたきた!!!怪しい話きたーーーーー!!!w

僕「知り合いに積み立てを教えてもらって、一応、分散投資っぽいのは、やってます・・・」

「いいね。もっと知りたかったら相談してね。」

話を聞いてみると、K部長は奥さん名義で不動産投資をしていたり、株をやっていたり、奥さんは事情があって東京で起業しているらしい。

まだ警戒していた僕は、「怪しすぎる!!」と思いながらも、その場を少し聞き流しました。

またある日、被疑者の供述調書を書いてK部長に確認してもらったときに、

「佐藤、誤字脱字、多すぎ。」
「破滅的な語彙力だな。なんだこの調書は。」

訂正や書き直しをするたびに、被疑者に頭を下げる僕。

パトでの警ら中にも、

「んー、佐藤は書くのもそうだけど、話すときの語彙力も終わってるな〜」
「お前は本を読め。」

と言われ、なぜか『嫌われる勇気』を貸してくれました。

「感想聞くから、少しずつでも読み進めてね。」

漫画くらいしか読まなかった僕は、正直イヤイヤ読み始めました。

1冊読むのに3か月もかかりました。

でも、K部長に感想を話しているうちに、
「あれ?なんか内容がちょっとわかってきたかも」と思い始めたんです。

そして気づいたら本屋に足が向き、イオンモールの書店で、人生で初めて自分のお金でビジネス書か自己啓発書を買っていました。

そこから読書のスピードが徐々に上がり、勤務中の空き時間にも本を読むようになりました。
もちろん、K部長が話していた投資関係や不動産関係の本も。

そしてハッとしたんです。

K部長は、詐欺師でもなんでもなくて、ただの知識人だった。

働き方やお金のことを学び続け、公務員という職業を賢く活用しているだけの人。

今後の日本がどうなっていくのか、警察組織の現状や人口の推移、これからどう変わっていくのか。
それをK部長は紙に書いて、数字を見せながら僕に教えてくれました。

今になって思いますが、僕は社会人1年目にして上司ガチャ大成功だったんだと思います。

銀行員の女性との恋愛で分散投資を知り、K部長との出会いでそれが一気に飛躍した。

あの時K部長と出会っていなければ、本なんて今でも読んでなかっただろうし、今も公務員として働いていたかもしれません。

僕が警察を辞めた日、K部長にも報告しました。

「K部長!突然ですが、今日退職することになりました!起業します!」

「おおーーー!!!おめでとう!!! よくやったな!自分に負けるなよ!頑張れよ!」

組織の中で、最初におめでとうと言ってくれたのはK部長だけでした。

もちろん、他の上司や先輩は心配して引き止めてくれたと思います。

でもあの時のK部長の言葉が、本当に僕の背中を押してくれました。

こうして今、メルマガを書いて読者の皆さんにメッセージを届けているのも、考えてみればK部長が読書に導いてくれたからかもしれません。

地元で「本を読むのが好きでさ」と言うと、 「意識高い系?」「え、自己啓発?」と鼻で笑われることもあります。

でも、以前の僕もきっと同じ反応をしていたと思います。

投資や起業の話を地元で少しでもすると「詐欺師?」「だまされてない?」という反応が返ってくることもあります。

だから僕は、もう地元ではあまり何も言わないようにしています。

K部長にも、数年後に恩返しができたらいいな。

元気にしてるかな。

電話だけでもしてみようかな。

詐欺師と呼ばれていたK部長。
心から、ありがとう。

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